All Audio Requests Matching 一リットルの涙

nihongozuki
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"いのちは終わらない―〝一リットルの涙〟を歩んだ二○年― 木 藤(きとう) 潮 香(しおか) 石 澤 典 夫 ナレーター: 若くして難病に冒され、時には大粒の涙を流しながら、限りあるいのちの意味を問い続けた一人の少女がいました。その母親木藤潮香さん、六十九歳。木藤さんは娘の壮絶な生き方や心に突き刺さった言葉を数々語り伝える活動を続けています。 今から二十年前、木藤さんは子どもが書き綴った日記を一冊の本に纏めました。タイトルは「一リットルの涙」。今も多くの人々に読み継がれています。木藤さんの長女亜也(あや)(1962-1988)さんです。亜也さんが病魔に襲われたのは青春真っ直中の中学三年生の時でした。身体の運動機能が衰えていく進行性の病気で、原因は未だにわかっていません。次第に歩くことが困難になり、車椅子やベッドでの生活を余儀なくされます。そんな日々の中で、亜也さんは日記を書き続けてきました。十四歳から始めた日記は、二十一歳で文字を書くことができなくなるまで、七年間でノート五十冊にのぼります。日記は、亜也さんが二十五年の人生を生きた証(あかし)です。そこには運命に押し潰されそうになりながらも、前向きに生きようと苦闘する少女の言葉が切々と綴られています。"