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Drayomi
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"世界のコスプレイヤーをお手伝い 日本では毎週どこかでコスプレ(コスチュームプレイ)のイベントが開催されている。海外からたくさんの人が参加を希望するが、その方法がわからない人も多い。コスプレサミットなど大きなイベントの常連、蝶子さんは、コミュニティサイトやSNSでそのような人たちの手助けをしている。 「通常、会場の要所にイベントスタッフが立ち、参加者の手助けをしているので、心配しなくていいでしょう。コミックマーケットへ行きたい人は、サイトで数ヶ国語に翻訳された情報を得ることができますよ」と蝶子さん。「私も海外のコスプレイベントには参加したいと思っているので、知り合いから情報をもらうこともあります。ギブアンドテイクですね」。 2~3年前まで、欧米のコスプレイヤーは衣装による第一印象が大事で、細かい細工をするのはアジアの人が多かった。しかし今では欧米の人でも細かいところにこだわるコスプレイヤーが増えてきたという。「日本でしか販売されていないコスプレ雑誌を送ってほしいと頼まれることもあります。たぶん、小道具の作り方や服の型紙が掲載されているのがいいのでしょうね」と蝶子さん。 日本在住の中国人、徐嫻さんは日本語と中国語のコスプレサイトJCCを運営している。日本でのイベントの様子と日本人コスプレイヤーを中国に紹介、また中国の情報を日本に紹介しているサイトだ。「コスプレが生まれた国、日本のイベントの様子がよくわかると喜ばれています」と徐さんは話す。 日本は個人単位でコスプレを楽しむことが多いが、中国ではチームで楽しむ。イベントの舞台でパフォーマンスを披露することが多いため、作品にあわせて登場人物を役割分担するのだ。徐さんは、中国のイベントに個人で参加したい日本人コスプレイヤーを中国のコスプレイヤーに紹介してあげたり、中国のコスプレ雑誌のために記事を書いたりしている。 香港のTV局が外国人コスプレイヤーを必要としたとき、手助けしているのがクラツさん。海外のコスプレイヤーに連絡をとり、興味のある人をTV局に紹介する。「ほとんどが日本の漫画のキャラクターに扮します。おかしな趣味と思われていたコスプレですが、お客の気を引くためにコスプレを使う企業が出てきました」。 「以前は子どもの遊びという目で見られていましたが、今ではゲームショ-、CM、映画やドラマにもコスプレは登場します」と韓国に住むコスプレイヤー、朴喜娟さんは話す。今や、コスプレは多くの人に受け入れられていることがわかる。そして国境を越えて情報を交換し合い、互いに助け合っている。 (2009年4月号掲載記事)"