Psst...

Do you want to get language learning tips and resources every week or two? Join our mailing list to receive new ways to improve your language learning in your inbox!

Join the list

Japanese Audio Request

token686
852 Characters / 2 Recordings / 0 Comments

東京渋谷のギャルが農作業をする「ノギャル」に負けじと、農業もファッションも追いかけ続ける女性が黒石市にいる。実家の大規模農家の一員として、農業歴8年目の升田真理子さん(27)。早朝から夜遅くまで野菜と向き合い、「農家レストランを開きたい」と夢も広がる。

 6月下旬、真理子さんは早朝からアスパラガスの収穫に追われていた。それでも、茶髪に付けまつげ、化粧はばっちり。「農業は暑い、きつい、汚いと言われるけれど、自由な格好ができて、こんなにいい職業はない」と屈託ない。耳に十数個のピアスをつけていたことや、アフロヘアにしていたこともある。

 一方、「農業はファッション感覚じゃできない」とノギャルとの年季の違いを強調する一面も。小学校の卒業アルバムには「日本一の農家になる」と宣言。高校卒業後、「もっと野菜を売るには加工が大切」と調理師の専門学校に通った。

 2004年から実家で本格的に農業を始めた。農業は家族で分業制。父の佐藤英次さん(57)夫妻が18ヘクタールの水田、兄がトマト栽培を担当し、真理子さんの持ち場は6棟あるアスパラガスの農業ハウスだ。

 毎朝6時に起き、家族の朝食づくり、野菜の収穫や肥料やり、キュウリやナスなどの漬けもの加工、夕方は産直市での販売……。一日中忙しく、繁忙期の夏は午前4時半から畑に出る。最近は減農薬栽培にも挑戦中で、「やりたいことが多すぎる」と苦笑する。

 夢は、「自分で作った野菜を自分で料理し、食べてもらいたい」という農家レストランの経営だ。09年には農家レストランのノウハウを学ぼうと、県の若手農業者向け「トップランナー塾」に参加。昨年は野菜ソムリエの資格もとった。

 課題は「高校時代、簿記3級を取るまで試験に7回落ちた」という数字だ。担当するアスパラガスの売上高などもなかなか把握できず、父に叱られ、涙することもある。

 今年5月、海外で料理人の経験もある登山インストラクターの貴大さん(35)と結婚。「農家レストランは2人の夢になった」という。

Recordings

  • 夢に向かって道一筋 27歳の「農家ギャル」 ( recorded by seech ), Tokyo

    Download Unlock
  • 夢に向かって道一筋 27歳の「農家ギャル」 ( recorded by ryujiro ), native Japanese

    Download Unlock

Comments