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夏休みの海外旅行客 回復へ
ことしの夏休みに海外に出かける旅行客は、景気が回復傾向にあることや外国為替市場が円高基調になっていることから、いわゆるリーマンショック前の水準まで回復する見通しであることがわかりました。
大手旅行会社、JTBのまとめによりますと、今月15日から来月末にかけて、海外に出かける旅行客は、去年より8%余り多い244万人となる見通しです。これは景気が回復傾向にあることや外国為替市場が円高基調になっているのが主な要因で、リーマンショック前の平成19年の242万人とほぼ同じ水準まで回復する見通しです。主な旅行先では、▽上海万博が開催されている中国がおよそ15%増えるほか、▽ハワイやグアムが10%余り、▽ヨーロッパも6%余り増えており、出発のピークは来月11日から13日になる見込みです。一方、国内の旅行客も、地方の一部の高速道路で始まった料金の無料化などを追い風に、去年より4%多い7412万人となって、3年ぶりに前の年を上回る見通しです。ことしの夏休みの旅行の動向について、JTBでは「リーマンショック以降は、安くて近場にという傾向が続いていたが、遠距離の海外旅行が増加する傾向が出ている」と話しています。