お化け坂という、いかにも出そうな名称だが、実際には心霊スポットではなくそういった噂もない。いわゆる珍スポットして有名な坂であり、不思議な現象が起きる場所として知られている。
赤城山の中腹に位置するこの坂は、自然豊かな場所にあり、人通りもほとんどない。見た目はただの坂なのだが、なぜかこの坂にボールを置くと、ボールが上り方向に転がっていくというのだ。この引力を全く無視した現象が面白がられ、今では珍スポットとして物好きな人たちがやってくるようになった。
もちろん、実際にボールが勝手に登っていくことなどありない話である。これは目の錯覚によるものであり、登り坂に見えるが実際は下り坂なのだ。異なる傾斜角度を持つ2つの坂が連続して存在しているため、見る場所によっては下り坂が登り坂に見えるようになる。そのため、その場所にボールを置けば、あたかもボールが登っているように錯覚するのだ。
お化け坂という名称の由来は不明だが、この坂で起きることはそれくらいであり、それ意外は何もない。ちなみに、坂の近くには有名な心霊スポットが存在するが、そことの関係性もないだろう。ただの珍スポットではあるものの周りには何もないため、夜行けばそれなりに怖いかもしれない。