この本、1もよかったが2もおもしろすぎ。日本語教室を舞台にした漫画。
「日本語教師」という仕事は大変です。大変だけどおもしろい仕事です。こちらが日本語や日本の文化を教えているはずなのに、相手から学ぶことも多いような気がします。学生からの質問で「日本語の謎」(私が知らないだけ?)に気づかされることもあります。そんな日本語教師の日常をちょっとのぞいてみてください。」
たとえば外国人は
「スッパ抜く」のスッパって何ですか?
などという質問をしてくる。これが調べてみれば、ちゃんと由来と意味があるのである。
日本人は青信号をなぜ緑というのか?
なぜ日本の子供は太陽を赤く描くのか(海外は黄色や白が多い)?
という色の表現もなかなか深い。
たとえば日本ではピンク映画だが、英語圏ではブルーフィルム、黄色電影、スペインでは緑がエッチな色だという。ことばの問題は文化の問題だ。世界各国から生徒が集まる日本語教室は、文化の多様性を学ぶ教室になっている。
濁音や半濁音はどうしてできたかなんて、日本人の9割は知らないだろう。
ネイティブスピーカーの盲点を笑いながら学べる漫画。
「ダーリンは外国人」が好きな人はこれも必ず楽しめる。
ありがとうございます!
thank you for recording it!