カナダの首都オタワの国会で起きた銃乱射事件で、連邦警察のポールソン長官は26日、声明を発表し、射殺されたマイケル・ゼハフビボー容疑者(32)が、事件直前にビデオを制作していたことを明らかにした。ビデオの詳細は不明だが、長官は声明で「イデオロギーと政治的な動機に駆り立てられたことを示す証拠」だと説明しており、犯行予告的な内容の可能性がある。
ゼハフビボー容疑者は、イスラム教に改宗後、過激思想を持つ人物と接点があった可能性もある。声明は「多くの人物との交流が事件にどう影響を与えたかについても捜査中だ」としている。
また、ゼハフビボー容疑者は事件前にパスポートを申請しており、警察は当初、母親の話として渡航希望先をシリアだと発表した。しかし、母親が本当はサウジアラビアだと警察発表の誤りをカナダメディアに伝え、警察もこれを認めた。