JETとは
JETプログラムは、「語学指導等を行う外国青年招致事業」の略称で、地方公共団体が総務省、外務省、文部科学省及び財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の協力の下に実施しています。
このプログラムは、外国語教育の充実と地域レベルの国際交流の進展を図ることを通し、わが国と諸外国との相互理解の増進とわが国の地域の国際化の推進に資することを目的として、昭和62年度に開始されました。平成24年度で開始以来26年目を迎え、招致国は4か国から40か国に、参加者も848人から 4,360人へと、事業は大きく発展してきています。
参加者の職種は、小学校・中学校や高等学校で語学指導に従事する外国語指導助手(ALT)、地域において国際交流活動に従事する国際交流員(CIR)及び地域においてスポーツを通じた国際交流活動に従事するスポーツ国際交流員(SEA)があります。いずれも各地の地方公共団体等に配置され、参加者の活動の舞台は、大都市から地方の中小都市や農村漁村に至るまで、文字通り全国津々浦々に及んでいます。
JETプログラムは、国内はもとより、世界各国からも大規模な国際的人的交流として高く評価されており、このプログラムにかかわるわが国の各地域の人々と参加者が国際的なネットワークをつくり、国際社会において豊かな成果を実らせることが期待されています。
3つの職種
JETプログラム参加者は次のような職種で来日します。:外国語指導助手(ALT)、国際交流員(CIR)もしくはスポーツ国際交流員(SEA)。
職種に関わらず、全参加者は、地域の外国語教育及び国際化の向上を目的としています。
【外国語指導助手(ALT)】
外国語指導助手は学校もしくは、教育委員会に配属されます。ALTは日本人外国語担当教員の助手として職務に従事したり、教育教材の準備や英語研究会のような課外活動などに従事しています。JET参加者の90%以上がALTです。
【国際交流員(CIR)】
国際交流員は、日本語能力の高い志願者であり、地方公共団体の国際交流担当部局等で働くCIRとして応募することができます。
【スポーツ国際交流員(SEA)】
SEAは地方公共団体に属し、運動競技において指導などを行います。スポーツトレーニング方法やスポーツ関連事業の立案の補助などの役割を担うSEAはスポーツの専門家です。2011年度JETプログラムにおいては、7名のSEAが全国に配置されています。
*SEAの募集はALTやCIRと大きく異なります。またSEAへの応募者は募集選考地国の国内オリンピック委員会、もしくは他の政府組織による推薦が必要です。