Natural Speed
日本では、中朝韓の特亞三国に関する悪い情報は、なかなかオフィシャルには報じられません。報じられても極めてさりげなくあっさりとしたものです。最近北朝鮮に関してはかなり厳しくなりましたが、それでも弾入りの銃口を向けられてあの程度の報道です。
逆に特亞三国に関する良さげな情報は、やたら賑々しく報じられます。殊にビジネス関係については、具体例を挙げる必要もないほど誰もが、「そう言えば・・・」と思い当たるものがひとつやふたつはあるでしょう。
今回の亀田製菓と農心の提携について、月見チャットでは「韓国企業と手を結ぶのは危険だと散々言われてるのに、日本の経営者は何故懲りないのか」ということが話題になりました。
特亞三国の中でも、とりわけ中国と手を結んだ日系企業が散々な目に遭っている話は非常によく聞きます。
私が単に寡聞なだけかもしれませんが、中国に進出して成功した日系企業を知りません。私の知る限りでは、中国に進出した日系企業は全て中国人に骨までしゃぶり尽くされて放り出されるか、そうなる前に逃げ出しています。
しかしそれでも、中国に進出したがる経営者が後を絶たない理由はわからなくもありません。何しろ、市場の大きさが桁違いなのです。無機的な数字だけ見れば、経営者としてはこれほどビジネスチャンスの大きな国を放置する手はないでしょう。
今回の亀田製菓について、その中国に引っかかるならまだしも、何故韓国なのだという声が月見チャットでも聞かれました。確かに韓国の市場規模は日本よりずっと小さいのですし、いまだ休戦中の準戦時国家というリスクもあります。
が、私はむしろ、亀田製菓の経営陣は韓国だからこそ大丈夫だと判断したのではないかと考えました。
亀田製菓は社名の通り製菓業、すなわち食品加工業です。
現在の日本における中国製品の評判の悪さは、すっかり定着しています。中でも食品関係は、死者まで出した毒餃子の影響もあってすこぶる悪く、食品に関しては中国産というだけで無条件に忌避する消費者も少なくありません。
韓国産の食品だって酷いじゃないかと仰る方も居るかもしれませんが、今までのところ韓国産の食品で死者や中毒患者は確認されていないはずです。少なくとも、大々的に報道された物はひとつもありません。どれほど疑わしい物があろうと、確認されていなければ数字上はゼロとして報告されます。
中国系企業と提携したら、製品の安全性に悪い印象を与えるかもしれないが、韓国企業ならそんな話は聞いたことがないから大丈夫だと亀田製菓の経営陣が考えた可能性は、大いにあるのではないかと思います。
また弊ブログでは何度も繰り返し言ってることですが、韓国の上っ面は非常に小綺麗ですし、リアルの韓国人も上っ面は極めて親しげで好意的です。いくら相手が日本人であっても、ビジネスの相手にいきなり敵対意識を剥き出しにする韓国人は、さすがにいないでしょう。
それに近年の日本は、韓流ブームということになっています。少なくともマスメディアは口を揃えて、しかも毎日のようにそう報じています。ことによると亀田製菓の経営陣やその親類縁者の中には、韓流ババアがいるのかもしれません。
おまけに農心の創業者は、ロッテの創業者の実弟でもあります。すなわち農心は、製菓業大手のロッテと太いパイプを持っていると考えることが出来ます。最近一部上場を果たしたとは言え、亀田製菓はロッテと比べれば小さい会社と言わざるを得ません。
同じ食品加工、しかも同じ製菓関連のロッテと深い関係がある農心が、どのような口先八丁手八丁で亀田製菓を懐柔したかは、極めて容易に想像出来ます。
何しろ韓国式の接待攻勢に遭えば、嫌韓10人の内8人ぐらいは籠絡されるであろうと言われるほどです。特に嫌韓意識のない日本人など、赤子の手をひねるより簡単に落とすことが出来るでしょう。
亀田製菓の経営陣に嫌韓意識があったかなかったかはわかりません。しかし亀田製菓の本拠地である新潟といえば北朝鮮による拉致事件のご当地でもあり、万景峰号が出入りする港もある県です。北朝鮮と韓国が一卵性結合双生児のようなものだということを知らない日本人ならば、北朝鮮に対する反感や警戒心が、韓国に対する共感や親近感になってしまう人が居ても、不思議には思いません。
だから亀田製菓を売国だの反日だのと責める気にはなれません。ネットが普及する前の日本では、北朝鮮と韓国が一卵性結合双生児のようなものだということを知らない方が普通だったのです。今でもそういう日本人は少なくないでしょう。
ですが私も亀田の柿ピーが好きだったので、今回の件は非常に残念です。
柿ピーは、それを食べなければ死ぬとか、それが主食だとか、それ以外に食べるものがないというものではありません。限りなく嗜好品です。嗜好品とは、それを嗜むことで好ましいと感じるためのものですから、それを嗜むことで不信や不快を感じるものを摂取したいとは思いません。韓国を好きだとか嫌いだとかは別にしても、韓国人の衛生基準を知っていれば、彼らが作る食品に信頼や好感は持てないのです。
日本人で韓国人の衛生基準を知る人がどれほどいるかはわかりません。が、韓国製の食品を食べてしまった日本人が後から韓国人の衛生基準を知ったらどう感じるでしょうか。おそらく、最初から韓国人の衛生観念を知るが故に韓国製食品を忌避していた人よりもずっと強い嫌悪を覚えるのではないかと思います。
何しろ韓国では、農心が製造した食品から虫などの異物検出が幾例もあります。いくら「ただちに」健康に悪影響がないと言われても、ハエやゴキブリ、ネズミの欠片が入った食品を喜んで食べる人は、そんなにいないでしょう。
また最近日本で売り出した、農心のプレミアムラーメンと銘打った辛ラーメンブラックは、韓国で原材料表示に虚偽があったことがバレて売れなくなったものなのです。
そんな韓国企業と結べばどういうことになるかを、身をもって示してくれようとする亀田製菓の心意気は、個人的には評価します。どういう結果が出ようとも、それはきっと今後の韓国考察のよすがとなるでしょう。ですので私は、静かに成り行きを見守りたいと思います。
今後亀田の柿ピーは、もう買わないし食べませんけどね。
言い間違いが多いが我慢すること!