Natural speed please
着々と歩みを進めるそのはるか先には、あこがれの大先輩、鳳蘭がいる。
「(鳳蘭は)ファントムの新公主演を、すごく喜んでくださった。その場にいらっしゃるだけで圧倒される。舞台だとさらに輝きがすごくて、大きな大劇場が小さく感じる。不思議なパワーがある。その(パワーの)かけらでも出せたら、というのが私の夢です」。
年々強く感じる名前の重み。名に恥じないためにも、精進の手は緩めない。
「歌でもお芝居でも、一言発しただけで、いろいろな感情が見える声を出せる役者になりたい。感情が高まると肩で呼吸してしまい、深みが足りなくなる。冷静に意識できるように」。
今作、「いい声してるだろ」というセリフがある。その「いい声」を出すのが目標。キャリアを重ね、精神面の強さ、たくましさも出てきた。
「あはは。そうですね。心がけていることは、後ろ振り向かず…。あれ? 違う? 過去の失敗を考えるより、過去にしてきたことを信じる方がいい」。
新公主演? ー 日本語として変
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