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いわきの中学、埼玉の卓球大会で活躍
関東地方の中学卓球部が集う埼玉近県中学生卓球大会が3日、越谷市立総合体育館で開かれた。30回目となる今回、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島3県にも呼びかけたところ、福島県のいわき市立四倉中学校の女子卓球部が出場し、4日の決勝トーナメントへの進出を決めた。
埼玉県東部地域の東部卓球連盟主催。県内をはじめ、東京都や千葉、栃木、群馬県などから男女計約150チームが出場した。大会の審判長を務める森山久教諭(宮代町立前原中)が福島県会津地方の出身で、被災地の中学校に参加を呼びかけたという。
四倉中学校の佐藤好晴監督らによると、中学の校舎や体育館は地震と津波で大きな被害を受け、自宅が全壊した部員もいた。今年3月まで近くの小学校などを間借りして授業を受け、卓球部は昨年5月ごろにようやく練習を再開。民間卓球場を転々としながらの練習だったが、女子は昨秋の福島県の新人戦で準優勝を果たしたという。
今大会には女子部員6人が選手登録。乗用車に分乗して3日午前4時にいわきを出発した。予選リーグ、準決勝リーグとも全勝で勝ち進み、4日の決勝トーナメント進出を決めた。
キャプテンの猪狩栞菜さん(14)は「強い学校がいっぱいなので楽しみ」と話し、佐藤監督は「ベスト8をめざしてがんばりたい」と抱負を語った。(今井由紀子)