ドラマのなかでは、よく「対立」が描かれます。
それは、戦争や政治などのからみでは、
国と国の「対立」として描かれます。
また、企業やら組織やらのなかにある「対立」は、
派閥と派閥の間にあるものとして描かれます。
子ども向けのドラマだったりすると、
善と悪との間に「対立」が描かれていたりします。
複雑な恋愛ドラマなどでは、破局した男と女の間に
「対立」が描かれます。
ドラマは、「対立」を軸にして、
エネルギーが衝突することで盛りあがります。
どちらかが勝ち、あるいはどちらも負けますが、
なんにせよ「ぶつからない」とドラマになりにくい。
「対立」しているように見えてる両者が、
話し合ったり、立場が行き来したり、妥協しあったり、
提案しあったり、新しい道を模索したり
‥‥なんていうドラマは、おもしろくないんでしょうね。
しかし、現実にものごとを進めていくのは、
「対立」ばかりではありません。
いやいや、「対立」よりも「協働」のほうが
圧倒的に多いのではないでしょうか。
おもしろくなかろうが、盛りあがらなかろうが、
組んず解れつしながら「いい方向に進む」。
これこそが、むつかしい現実を
「まし」にしていく方法だと思うのです。
「どうしていこう」ということを、
どっち側から考えはじめてもいいじゃありませんか。
あっちにも、こっちにも「なるほど」という要素はある。
「だとしたら」というつなぎ方だってあります。
あらゆる問題には「いつ、どこで、どうやって」があり、
歩みよるうちに発見される予想外の展開もあります。
長いこと社会で働いている人なら、
そのあたりの考え方は、
当たり前のように身に付いていると思うのですが、
「対立」を軸にして考えたり感じたりするほうが、
ドラマチックで絵になりやすいんですよねー。
Perfect! 録音してくれて、ありがとうございます!^^