動詞のアクセントは原形において核が原則として語尾から数えて二拍目にあるもの(a式※15)と核のないもの(b式※16)との二種類に分類される。
二拍動詞を分類するとa、bほぼ同数だが、三拍以上ではaが多い。複合動詞はaであることが多いが、「見」「出」で始まるものはbがふつうである※17。
a式、b式を起伏式、平板式と言うことがある。
両者のアクセントは語形の変化に伴ってそれぞれのパターンに従って変化する。主な変化形のアクセント(核の位置)は次のようにまとめられる※18。(-の表示は語尾から数えての意。0は核なし。)
a式の動詞の原形や変化形のあとに付く付属語は原則として低く付く※19。
b式の動詞の原形や核のない変化形のあとに付く付属語は多くは低く付く※20が、次いで一拍目だけ高く付くものが多い※21。また高くも低くも付くもの※22や二拍目まで高く付くものも少数ある※23。
形容詞のアクセントは原形において核が語尾から数えて二拍目にあるもの(a式※24)と核のないもの(b式※25)との二種類に分類される。
bは少なく、30~40を数えるのみである。(但し、丁寧を表す接頭辞「お」が付いたものは全てb式となる※26。)
a式、b式を起伏式、平板式と言うことがある。
両者のアクセントは語形の変化に伴ってそれぞれのパターンに従って変化する。主な変化形のアクセントは次のようにまとめられる※27。
形容詞のあとに付く付属語のアクセントは動詞の場合に準じる。