「大船渡サンマまつり」が行われ、岩手県大船渡市産のサンマ500匹がふるまわれた。右は真宗大谷派大阪教区の公式キャラクター「ブットンくん」=8日、大阪市中央区の南御堂(志儀駒貴撮影)
秋の味覚を楽しんで「おいしい復興支援」を-。大阪市中央区の南御堂で8日、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大船渡市のサンマを炭火焼きで振る舞う「大船渡サンマまつり」が始まり、大勢の市民が長蛇の列を作って、旬のサンマに舌鼓を打った。
津波で港湾施設が壊滅的被害を受けた大船渡市の漁業再建を支援しようと、船場まつりの一環として企画。大船渡港で水揚げされたサンマを有志の拠出金で700匹購入し、同市に同じ宗派の寺院がある縁で、南御堂の職員や門徒らがボランティアでサンマを焼いた。
脂の乗ったサンマが次々と焼き上がると、会場にはいいにおいが漂い、親子連れらが焼きたての味を堪能していた。
船場まつりは9日まで。最終日には豪華景品の当たるウオークイベント「船場あっちこっちラリー」などが行われる。