小学校の初日の事だった。
ピートは1年生だった。
彼はスクールバスに乗った。
それは黄色い大きなスクールバスだった。
彼はバスに乗っている他の子供たちのことを知らなかった。
子供たちもまた、彼のことを知らなかった。
たくさんの子供たちがしゃべっていた。
互いに話していた。
ピートは一人で席についた。
独りだった。
彼は窓の外を見た。
彼の母親が窓の外に立っていた。
彼は母親にバイバイと手を振った。
彼女も手を振った。
バスが出発した。
バスは学校へ向かっていた。
1人の男の子がピートの隣に座った。
彼はピートに挨拶をした。
ピートも挨拶を返した。
その男の子の名前はエディーだった。
彼も1年生だった。
彼は自分が1年生だと言った。
彼は他の子たちのことを知らなかった。
ピートも自分が1年生なのだと言った。
彼もまた、誰の事も知らなかったのだ。