概要 [編集]
本作品は好評を博した前3作品までの『宇宙刑事シリーズ』から一線を引き、新設定のもとに制作された。
初期案のネーミングは「妖獣特捜デニーロ」
本作はバンダイの杉浦幸昌の「ウルトラマンの主役はヒーローではなく怪獣である」という分析から始まっている。バンダイは本作で「怪獣」を大々的に売り出そうと考えた。このため本作における怪獣である「巨獣」が本作の主役である。また「宇宙刑事シリーズ」の実績から本作では制作費に恵まれた[1]。
宇宙刑事の特徴である鍍金質の変身スーツ、銃と剣を武器とした戦い、巨大母艦・バイク・戦車等のメカニックといった主人公側の基本フォーマットを踏襲しつつも、変身時にキーワードを叫ばない、ヒーロー然とした宇宙刑事とは好対照なコミカルなジャスピオンのキャラクター、等身大ヒーローと巨大怪獣の戦い(但し、後期は路線変更によりこの特徴は希薄化)など、多くの面で差別化が図られている。宇宙刑事シリーズと比較されやすいのはヒーローのデザイン、戦闘母艦、バイク、戦車という装備のパターン、そして脚本家が前作までと同じ上原正三であることなどが関係している。
当初は1985年3月1日から放送開始予定であったが第1、2話の撮影スケジュールが延びてしまい(そのため前作『シャイダー』で46話と49話を追加製作し、放映日程を調節)、最終的に2週遅れて3月15日からの放送開始となった。
全宇宙は従とする:この部分(従とする)読めません。