●楽しみかたはいろいろだ! ふたり同時プレイも楽しいぞ
本作では、ふたり同時プレイが可能になった。ひとりがドンキーで、もうひとりはディディーを操作する。ヤングマンはうまいのでもちろんドンキー。僕はお手伝いなので(……すでに立場逆転!)ディディー役になってみた。ディディーはロケットバレルが使え、ふたりプレイのときのみピーナッツ・ポップガンという銃が撃てる。案の定、ドンキーはどんどん進んでいくわけで、自然に、ロングジャンプが必要なときだけ合体するというスタイルになった。ドンキーの背中に乗ると、操作するのはドンキーだけとなる。そのあいだディディーは背中でピーナッツ・ポップガンを撃ちまくってアシストをする大切な役目を担うことになった。……まぁ、Wiiリモコンをずっと振ってるだけなのだが。これなら小さい子供だって楽しめそうだ。もちろん50歳近いお父さんだって楽しめるわけで……。ちょっと楽すぎて退屈したので、そのままトイレに行ってしまった。帰ってきたらゲームはまだ進行中。なんと、ヤングマンがひとりでふたつのWiiリモコンを持ちながら、ふたり同時プレイをやっている。「ふたり同時プレイだと、やっぱり楽ですね」とキッパリ検証。確かに同意だが、キミと僕では言っている意味がちょっと違う気がするなぁ……。
本作は、プレイヤーの上手、下手に限らず、楽しめるゲームである。このことは身をもって体験したので間違いない。それぞれに違う目的を持つことで、どんどんおもしろくなる。うまい人のプレイは見ているだけでも楽しい。また、失敗したときに、苦い顔じゃなくて、思わず笑ってしまうような、ステキなゲームだと感じた。いつの日かタイムアタックも楽しめるようになりたい。とにかく長く遊べるので、ぜひ買って遊んでみてください!
text by ノンマルト小林
■筆者紹介 ノンマルト小林
ファミ通メディア編集部所属。ファミ通チョイスタイトルを担当し、おもに週刊ファミ通の記事を手掛ける。雰囲気から入るタイプなので、最近はバナナを食べながら『ドンキーコング リターンズ』に奮戦中です。
http://www.famitsu.com/news/201012/09036678.html