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翠微君(すいびくん)の奚(げじょ)となった鈴(すず)は、才州国(さいしゅうこく)の仙籍(せんせき)に入る。
洞主(どうしゅ)と呼べ、と突き放した梨耀(りよう)が、鈴に裏庭の掃除を命じた。一人で掃くのはつらいほどの、落ち葉の積もる石畳が広がっていた。
立ち尽くす鈴の背後で、梨耀が笑った。
「……私のために何でもしてくれるのだろう、笨媽(ほんま)」
笨媽、という言葉に鈴は俯く。仙籍に入った瞬間から、意味が翻訳されて伝わるようになったのだ。笨媽とは「粗末な女、愚か者」などを示す言葉である。
再び追い出されるのを恐れながら、鈴は翠微洞(すいびどう)で百年近くを過ごした。