むかし、むかし、あるところに浦島太郎という心やさしい漁師が住んでいました。ある日のことです。浜辺を歩いていると一匹の亀が子供達にいじめられているのを見ました。そこで浦島太郎は亀を助けてやりました。
数日すぎたある日、いつものようにつりをしていると亀が海から出てきました。
「浦島太郎さん、僕はこの間あなたから助けられた亀です。お姫様があなたを竜宮城におつれしなさいというのでお迎えにまいりました。」
浦島太郎はさっそく亀のこうらに乗ると海の中に入っていきました。 竜宮城はさんごに囲まれ、魚が泳ぐ、それはそれは美しいお城でした。お姫様はそれはそれは美しいお方でした。
「浦島太郎さん、どうかごゆっくりしていって下さい。」
浦島太郎は時間のたつのも忘れて楽しみました。まるで夢のような毎日でした。数日が過ぎ、浦島太郎は村のことやお母さんのことを思い出しました。ついに別れの時がやってきました。別れぎわ、お姫様は浦島太郎に小さな箱を手渡しました。
「浦島太郎さん、もし困ったことがあったら、この箱を開けなさい。」
亀に乗って村に帰った浦島太郎は、どうしたことか自分の家もお母さんも見つけられませんでした。村はまったく変わっていました。どうしたらよいかわからなくなってしまい、箱を開けてみることにしました。すると白いけむりが出てきて、浦島はあっという間におじいさんになってしまいました。
竜宮城で楽しく過ごしている間に、何百年も経ってしまったのです。今どこにいるのか、夢なのかわからなくなってしまいました。
ありがとうございました、べきおさん!
日本語の話は本当音楽のようにですよ。
浦島太郎の話とっても面白いです。大学で勉強しましたが、この文は読めませんでした。分からない漢字があるから。
ありがとう!