どうして声優になりたいですか?よく聞かれる質問ですが、そんなに簡単に答えることができません。私が「声優」になりたいと思うのにも、大切にしているきっかけがあるからです。
初めて「声優になりたい」と思ったのは、7年ほど前、私はアメリカで大学生活を送っていた時でした。ある時、家に帰る帰り道で、車を運転しながらアニメのドラマCDを聞いていました。そのCDの中で、役者たちは笑ったり、楽しみながら自分の役を演じているのを感じ、「ああいう世界に入りたいな」とふと感じたことがきっかけでした。ですがそのときは、他にやりたいこともあったのでまだ「声優になりたい」という強い思いはありませんでしたし、ましてや私のようなアメリカ人には、日本語で声優として仕事をするなんて出来るわけがないと感じていました。
それから数年がたち、アメリカで日本語を独学で習得し3年前に日本に来日することができました。来日当初は英会話学校に勤めておりましたが、やはり、「声優」になりたいと漠然とした気持ちはあっても、アメリカ人が日本語で声優をつとめることなんて出来るわけがないと思い、英会話学校で日々英語を英語で日本人に教えていました。
そんな時、友人の家で「日本で頑張っている外国人」という番組をYouTubeで観ました。その中には日本で声優として活動しているロシア人がでており、彼のがんばっている姿をみて、私も声優になれる!という気持ちにさせてくれました。そして、番組を観ながら、隣にいた友だちに「私も日本で声優になれるかな?」と聞いてみました。すると彼女は「もちろんなれるよ!」と言ってくれ、その言葉を聞いた途端、絶対に声優になると心に決めました。声優になりたいという思いを「夢」という目標にすることができました。
声優という仕事はアニメだけではありません。他にも、ラジオのMC、外国映画の日本語吹き替え、ナレーション、テレビのCM、朗読やオーディオブック等のアナウンスといったさまざまな仕事があります。私が特にやってみたい仕事は、洋画の日本語吹き替えです。小さい頃、アメリカと日本のアニメを観て、悲しい時や元気がほしかった時にいつも勇気をもらっていました。アニメは人を励ましてくれる強い力があります。日本のアニメもよく観ましたが、アメリカのアニメや映画のすばらしさを日本中に広げたいと考えています。
私はアメリカで日本語を独学で勉強し、日本に来日する夢がかない、そして、声優という目標を今、追いかけることができています。それも、私を元気づけてくれたアニメがあり、そして日本でできた友人が支えてくれたおかげです。どんな困難があっても前にすすみ、「声優」という夢を叶えたいと思っています。
I mistook several times. I'll try again when I'll have much time.