Natural speed please.
「くだけた話し方VS丁寧な話し方」
ジョーンズ:日本で勉強して帰って来た学生が、よく先生の前で「夕べ飲みすぎちゃって、けさ頭がいたい」とか「週末は本当におもしろかった」とかくだけた話し方をしますが、日本でみんなくだけた話し方をするんですか?
先生:くだけた話し方をする時もあるし、「--です」「--ます」を使って丁寧な話し方をする時もあります。
ジョーンズ:いつくだけた話し方をして、いつ丁寧な話し方をするんですか?
先生:家族や友達と話す時はくだけた話し方をして、先生とか目上の人とか知らない人と話をする時には丁寧な話し方をします。
ジョーンズ:日本語のクラスで丁寧な話し方しか勉強しないのはどうしてですか?
先生:いつも丁寧な話し方で話す練習をした方が日本に行った時に困らないからです。それから、くだけた話し方は日本に行って、日本人の家族と一緒に生活すれば2ー3か月で分かるようになりますから、クラスでは丁寧な話し方しか教えないんです。
ジョーンズ:じゃあ、学生が先生と話す時に、くだけた話し方をするのはよくないんですね。
先生:そうです。くだけた話し方がかっこいいと考えているか、くだけた話し方をすれば話している二人の精神的距離が近くなると間違って考えているから、日本から帰って来た学生がよくくだけた話し方で先生と話をするのでしょう。日本では目上と目下の区別がはっきりしているから、目上の人には丁寧な話し方をした方が安全ですね。