あ、ゾンビーナ１号のメイミーと申します
お願いします
ゾンビーナ２号のダミアン・ナオミと申します
ゾンビーナとして最初にショーをやってから、
今年で３年目ですかね
サンフランシスコの多分2007年とかの
えっと、ゾンビウォークの動画をYoutubeでたまたま見て
で、それですごいゾンビに惹かれちゃって
綺麗系のショーっていっぱいあるわけですよ
バーレスクにしても、ちょっとストリップに
近いようなショーであったとしても、
きれいで美しいショーはいっぱいあるんですけど、
グロくて笑いがある可笑しいショーていうのは
なかなかなくて
で、いつかゾンビウォークやりたいし
ゾンビのイベントもやりたいって
そこで思いついちゃって
今は、傷を作っています
えー、本当だったら、えー、リキッド・ラテックスや
シリコンなんかを使って、えー、傷を作ったりするんですが
私達の場合は、まぁ、それだとコストがすごく高く
かかってしまうというのと、私達の場合長時間持つのが
とても大事なことになるので、つけまつげ用のノリと
ティッシュを使って、傷を作っています
よくこの、化粧品特別なものなんですかって聞かれるんですが、
実は全然特別なものでもなんでもなくて、
いわゆる舞台用のメイク用品なので、
白いどうらんを、スティック・ファンデーションを…
では、次はちょっと血のりに移りたいと思います
顔と輪郭部のパーツを…パーツの境目が
ないようにするためにですね
包帯をいつも巻きます
食べたてほやほやなゾンビの出来上がりです
ゾンビーナ２号出来ました
撮ってる
おはようございます
私達あの、毎月最終日曜日に六本木でゾンビバーというのを
やっておりまして、今日はその日なんですけれども、
(暑いよー???)
あんた達ね、人のおうち開けるときに
おそるおそる開けないでしょう
こんにちはって言って開けるんでしょう
いらっしゃいませ、どうぞー
はい、ご新規２名です
いらっしゃいませー
ゾンビバーはね、女性のお客様がすっごい多いんです
で、女性客が多い理由は本当によく分かんないんですけど、
基本的にゾンビ映画が好きだっていう切り口では来なくて、
びっくりするぐらい表面張力使われてるけど、何？
何、メイクもしちゃう？
したいです
しちゃう？
どんどん顔が汚されてる
そんな、そんなそこまでやったら駄目だってば
そんな濃いのいっぱいかけちゃ駄目
ほら、悪夢来たよ
悪夢来たよ、悪夢来ちゃったよ
ほら、飲みなさい、飲み…
悪夢来ちゃったよ
ほらほら、飲みなさい悪夢…
飲んじゃったよ悪夢
なんか楽しそうだから私も体験したい
もっとこう簡単なハードルを…で、
低めの所を飛び越えて深みにはまっていくタイプの人が割りと多い
うん、そうですね
あーすごい
で、彼氏がいない女子が多くて、適齢期の女子が多いので、
あの、彼女や結婚相手を探してる男性は是非ゾンビバーで
いま営業しましたね
しちゃった、しちゃった
独身です
私も独身です
うんうん、そうそう
お花の真ん中、びらびらです
すいません、こんな残念な子で
ね、来て早々ね、店員からのセクハラでびっくりしたでしょう？
これ、止まんないから
私は、あの、スポーツ・ウィップの先生をしています
ウィップ・クラフティングって、鞭を鳴らしたりする
パフォーマーとして色々やらさせて頂いてます
ゾンビ以外は、私は結婚して主婦なので、
今はあの、子供を産むために、
家で引きこもりをしてます
ニートです
正々堂々と言いましたね
ニートになる前は会社員ですかね
OLです
ま、これもコスプレっちゃコスプレじゃないすか
他のものって、用意するもの多いんですよ
衣装とかね、まず
そう、型にはまんなきゃいけないじゃないですか
髪の毛とか、例えばなんか、あの、
アスカ・ラングレーの格好するよってなったら、
一万円じゃ絶対済まないみたいな
で、そのキャラ好きじゃないといけないし
アニメ声優の真似もしなきゃとか
ゾンビって基本的に何でもありの世界だから
誰でもいつでもすぐ出来ちゃう
そう
おんなじイベントのスタッフで出会ったんですね
そうですね、同じフェティッシュ系のイベントに
パフォーマーもしくは、スタッフとして
二人とも呼ばれていて、そこで知り合ったっていうのが
出会いっちゃ出会いですね
38号のケニ子と23号のつみちゃんは、
もともと二人ともお客様だったんですよ、ゾンビバーの
それもね、い…面白いなと思うんですけど
38号のケニ子にいたっては、なんて言ったらいいんだろう、
なんか、変に落ち着いてる感があって、
面白いなぁと思って声をかけたのが、38号のケニ子で
え、じゃあ、あんた次のゾンビ枠手伝いなよって言ったら
手伝います、是非、是非って
えーと、普段仕事は、えーと、えーと、
カスタマーサポートという、あの、
お客様サポートみたいな感じで、
えーと、サービスを利用して頂いている
お客様からの、えー、お問い合わせだったり、
その、クレームだったりというものに、えーと、
対応するようなお仕事をしております
クレーム処理なんかもあるんですれけれども
やっぱり、そうですね、あの、
ずっとやってて、どうしても、どっかで、
どうしてもストレスが溜まってって
発散したいなってのは、出てきて
5時、17時を目安にいらっしゃいます
なので、一応それまでは２席カウンターにキープして
取っとこうかなと…大森さんカウンター２席キープでお願いします
はい、分かりました
腰が＊＊＊
3日にいっぺんは出さないと、どんどん死んでくんだよ精子は
もったいないですね
ジャム忘れてた
あーどうしようか
あとで買ってこようか
奥までもっと濃いの入れて
これは、えーと、解毒剤です
解毒剤？
ゾンビの解毒…ノンアルのカクテルです
ありがとう
で、高さがあってるか見てて
やっぱりメイクをしたときに、
ちょっと自分の顔がかく…かく…隠れるじゃないですか
自分の顔が隠れて誰だか分からなくなって
そういう状態でお酒を飲んで
ぱーっとした状態で、なんかお客さんとからんだり
スタッフさんとからんだりっていうのが、結構、なんだろう
普通の、あの、飲み会とかよりも
飲み会よりもちょっとこう、はっちゃけられるというか、
結構、ストレス解散になるというか、
はい、ゾンビバーオープンしてます
お願いします
あ、じゃあ、せーの、
ぶっこむんでよろしくー
ぶっこむんでよろしくー
うっせー
いらっしゃい、いらっしゃい、いらっしゃい
すいません、通りますよ
いらっしゃいませ
いらっしゃいませ
いらっしゃい
はい、おーでかい
チャージが1500円になるので
(9:02)
一番その、、、ゾンビーナで個人的にちょっと魅力を感じているのが、メイクをして、ちょっと顔を汚してあげると、わーってお客さんのほうも砕けてくるので、なんか。めいくをしてわーーってしてるお客さんの姿を見るのが、すごくうれしくて、、、
(9:27)
ゾンビバーは本当にびっくりするくらいみんな仲良くなれるんですよ。色んなものを取っ払って、自分の性別だったり、立ち位置的なものだったり、身分みたいにお仕事とかそういうの垣根越えてゾンビになって馬鹿になってられるから、すごくおおらかな気持ちになれるのかなって思います。
(9:49)
日頃のストレス…解放されたいなと。ゾンビになって。
あー私、ちょっと社畜なので、すごい、会社から、この、蔑まれて、いじめられているので、そういう、あの、現実を忘れたいっていう欲求があります。
あのー、ゾンビなんだけど根底にあるのは人だったりするから、その人間の駄目さ具合が上手く集約して表れてるのがゾンビかな。ゾンビが故にやりたくてもできない。やりたい…やれば良いんだけど、やっても上手くいかないみたいな。そこをなんか、ゾンビの面白さでもあって、イコール人間の駄目さ具合なところでもあるのかなって私は、一応、勝手に解釈してて。
なんか、あの、人として持ってる駄目な部分を敢えて光を当てて
当ててっていう、そうそう
で、それを見て、やっぱ駄目なとこあるよねーっていう、笑って全部それを消化してくみたいな、なんか、感じですかね。
ゾンビになっちゃうと、あの、気取ってられないんですよね。ゾンビだから。
ちょっとね、お顔にね、あの、汁気のあるものかかるけど我慢して。
言い方、いやらしすぎ。
いやらしいって、え、そんないやらしいこと考えてんの？やだ、この人。
こういうのって初めて？
初めてです。
あ、こんな顔に…ぐちゃぐちゃされるの初めてなんだ。
初めてです。
いや、恋人ではないんです。
はい。た、他人なんで。
他人なんで。
付き合ってるんだか、付き合ってないんだかっていう状態で来た男女が、人間の姿で来て、その時はやっぱ距離があって座ってるし、「いや、そういう感じじゃないんです」って冷たく言うんですけど、2人がゾンビになって、キャッキャ言いながらiPhoneで写真を撮り合ってるうちに、しばらく放置して戻ってみると、めっちゃ仲良くなってるんですよ。もう、2人だけの世界が出来上がってて、「なんとかかんとかだよねー」とか、「うんうん」みたいな。そんなんじゃなかったでしょ、あんた達、さっきまでって。
いや、別に良いんだよ。食べたきゃ、食べれば良いんじゃない？
つまり、普通に人間として生きてるとき、いかに私達がきれい事だとか、常識とかに縛られてるかっていうのが見えてきて、それが面白いんですよね。で、ゾンビは、そのなんか、人が縛られてるルールとか、あとなんか、常識の枠だとか、
全部取っ払って
そういうものを、こう、どんどん見せてって、ほら、こんなものにしがみついてかなきゃいけないんだっけって、もっとナチュラルでも良いんじゃない？っていうところを見せてくれるっていう一面もあるので、これお酒飲んで我を忘れてる訳ではないんですよ。
ない…そう
どちらかと言うと、お酒を飲んでも出さなかった素の自分とか、もっと幼い頃から作ってきた自我みたいなところに、なんか、到達したところを出してきてくれるから、もう、なんかね、ピュアな状態でお互い接することができて…
