頭オーバーぐらいの波が、もう、真四角になるような波で、
で、そこで俺は思い切りふっちゃって、
リーフにあたって、ここ切れて、切れて、切れて、
それで、よーく見たら、海パンなんか脱げるなって思ったら、
海パンがここからここまで切れてて、ここにいっぱい穴が空いてて、
やぇっべえと思って、俺もしかしたら、なくなっちゃったかなと思って、
どっかに浮いてるのかなと思って、俺のあれがあって、
それで岸上がるときに、もう、近くなる、近くなるほどどんどん心配になって、
それで岸に上がって、そしたら海パン破れてるでしょ。
で、穴が空いてんでしょ。俺の付いてるかなと思ったら、
ここの穴から出てたの。
おれサーフィン始めたのは、子供のころじゃなくて16くらいからなんで、で、その頃はそんなに・・・
もちろん今こんなにまだサーフィン楽しんでるとは思わなかったけど。
台風が来るってわかったときは天気図の下にちょっと台風のもとになるのを見つけただけで、「なんか台風来た!」って、そのあとの進路とかを調査して、どっちに行くのかな、っての見て、それでどこに行くかある程度決めて、その行きたいところの地形とかも探って、考えて考えて、そのたまにしか来ない台風の波を絶対逃さないようにする様にしてます。
毎日、海と向き合って、海で仕事して、サーファーの人よりおれの方が絶対海に行っている回数は多いんだから、漁師になって35年だけども、9月の22日から10月の15日ぐらいまでか、一日も出れなかった。毎日時化てるの、毎日その台風のうねり、次から次へ、もう、来ちゃってね。
(ええと)今の普通の農家さん、お米農家さんは、すごく怖いと思います、生活が立ち行かなくなっちゃう危険性もあるんですね、台風が来る前に自分のできることを準備して、あとはもう、天に任せて、で、波乗りに行く、と。
台風が来たときは、どっちかって言うと、普段から海の近くに住んで、波乗りにフォーカスした人生を送っている人が、来ることが多いかもしんないですね。
台風が来た時の波はそれまでの、この辺で、例えば、かざ波だったり、ほかのちっちゃい低気圧のうねりだったり、そういうのとは全く別のになってきて、波長がもっと全然長くて、分厚くて力のある波になります。
良い波が立つというのは、結局、危ない波が立つという事にもなるし、そういう場合あまりわからない人が入って怪我しちゃったりすると、日本は結構、アメリカとかと違って、エキストリームスポーツに対してうるさい国だから、怪我したからもうこのエリアでサーフィンしちゃだめ、とか、海入っちゃダメとか、そういうふうになりやすい国でもあるんで。
わたしはサーフライダー・ファンデーション・ジャパンの事務局長です、まつばらひろみと言います。
主な仕事は海岸保全であったり、水質調査であったり、子供たちの環境教育という事で、サーフィンをする人が必ずしも環境意識が高い、かというと、そこはちょっとクエスチョンで、わたしは、もちろん、みんながそういう意識、高い意識であるほうが望ましいと思うけども、でも、3・11以降、特に身の回りで変化が大きかったのは、今まで無関心だったウイークエンド・サーファーだったり、都会にいるサーファーだったり、あるいは全くサーフィン、海に携わらない人も、その海の状況、汚染状況というものをすごく知りたがっている、果たしてこの福島原発によって汚染されてしまった海が安全なのかどうか。
非常に収入が少ない。4割ぐらい減ってるよ、原発の風評、放射能のうんぬんも有るしね。
福島から出た汚染水が、黒潮が強いからこっちには流れてこないけど、魚は別に自由に行き来するからね。
現に毎週ここの市場でも獲れた魚が、そういう検査、は、やってるけれども、決してゼロではないから。
もう放射能なんて大丈夫でしょ、とか、もう終わっちゃったでしょ、とか、福島原発、もう大丈夫でしょ、っていう雰囲気がなんとなく世の中にはあるんだけど、日本の中にあるんだけど、僕は、現実、まだまだ終わってないと思っているし、これからもずっと付き合ってゆかなければいけないことだと思っています。
これだけ放射能がいろんなところに行っちゃうと、もう放射能を口にしないというのはちょっと難しい世の中になっちゃったので、これからはどう口に取り入れたものを出していくかという風な考えに変えていかないといけないなと思っていて、だから僕らはホールフードというか、白米じゃなくて玄米を食べて排出力を高めたりとか、免疫力を高めることで、なるべく放射能の影響を受けないようにしてます。
これは僕らもそうだし、子供たちがこれからここで育っていくときにすごく、これからのことを考えるとやっぱり、ちょっと心配ではあるんですけど、いろいろ情報を調べたりとか、自分で検査をしてみて、もちろんここがまだ安全だろうという判断で、僕らはここに住んでますけど。
僕は未来に対しては、もちろん、ある意味では楽観的、すごく楽観的に見ていて、大丈夫だろうと思ってます、というのは、僕も子供がいるし、子供がいれば未来のことを考えるし・・。
Ah, sorry やぇっべえ -> やっべえ