北海道の方言
比較的歴史の浅い北海道には方言が少ないと言われていますが、道内各地色々な方言があり、又こだわりもあるようです。代表的な北海道の方言をいくつかご紹介しましょう。
「しばれる」、北海道の人々にとってしばれるというのは、ただ寒いのではなく、 氷が張るような寒さをさしているようです。水道が凍ったり、鼻から吸った息が頭に響くような、とにかく生半可な寒さではない、これが北海道の人が定義するしばれるの意味です。
「手袋をはく」、手足の区別無く北海道では身に付けることをはくと言います。
「はっちゃきこく」、調子に乗っている様をからかったりする時などに使う言葉です。又、何か物事に躍起になっているときにも使います。例えば、試験勉強に懸命になっている友人をからかう時などです。
「はんかくさい」、はんかくさいは、あの人なにやってるの、馬鹿みたいね、といったニュアンスです。
「こわい」、北海道でこわいといったら、恐怖の怖いではありません。疲れることを怖いと言うので、何を恐れているか、などと質問しないようにしましょう。
「まてに」、丁寧に、慎重に、と言う意味で、彼の仕事ぶりはていねいだ、というときに、まてに仕事するね、と言います。
「おだつ」、子供が遠足の前日などにわくわく興奮してふざける様子です。
「あめる」、食べ物がすえて変質する様子をさす言葉で、「夏はご飯があめるから沢山炊けない」と言う風に使われる言葉です。
「ゆるくない」、ゆるくないは、大変な事です。「この仕事は明日までに片付けて置きなさい。」「ええ、それってゆるくないですよ」などと、上司と部下の会話などに登場する事があります。
「なして」、どうして、何故の意味です。
「ばくる」、取り替える、交換するという意味で、「私のおかずとあなたの卵焼き、ばくって」と言う風に使われます。
「なんも」、なんにもない、さっぱりという意味で、「魚は採れたか」「なんも」と言う風に使われます。
語尾の変化について簡単にご説明しましょう。
語尾は北海道の中でも地方によって微妙な違いがあるようです。やはり、移住してきたお国の影響があるのかもしれません。
テレビドラマなどで聞き馴染みの有る「なんとかっしょ」という語尾は北海道の標準語とも言えるものです。しかし地元の人が聞くと、ドラマのせりふには、やはり違和感の感じると言います。
あなたも旅の途中直接北海道の言葉に触れてみて下さい。面白い発見があるかもしれません。
ありがとうございます、minamihamaさん。 僕は一回北海道に行ったことがありますので、北海道の方言に興味があります。