コスモ歴 20X7。
私が惑星SR-388から持ち帰った謎の生命体。ベビーメトロイドの研究は順調に進んでいるかに思えた。しかし。
「銀河連邦警察より緊急指令。ベビーメトロイドが奪われた。直ちに奪い返せ。」
私の名は、サムス・アラン。メトロイドを巡る死闘が再び始まろうとしている。
「宇宙海賊は惑星ゼーベスを要塞と化す。地下深く潜伏している。頼んだぞ。」
降りしきる酸性雨の中に降り立った私は、一人地下要塞へと向かった。なぜこんなに静かなの。緊張する私の前に突如巨大な超人の像が現れた。アイテムだ。こんな薄気味悪い所からは早く逃げなければ。ああっ。敵だ。私は一心不乱に撃ち続けた。甘く見ないでよ。
死闘の日々が続いた。戦いは日毎に激しさを増してきている。こいつは次から次へと湧いてきやがる。ここは。はっ。来た。なんだこいつは。どうやらこの生物がこのエリアのボスらしい。これでも喰らえ。
さらに行く手には暗い地下要塞が待ち受けていた。まったく。地獄の迷路ね。どう行けばいいのよ。うっうう。このままでは身動きがとれない。もう一歩も先へ進めなくなってしまった。もがき苦しむ日々が続いたある日。道だ。これで少しは前進できる。
潜入して何日が経ったのだろう。もう戦う気力も尽きかけている。ベビーメトロイド。その時、私は確かに聞いた。ベビーメトロイドが私を呼ぶ声を。生まれて初めて見たこの私をベビーメトロイドは母親だと思っている。私しかいない。私には前進しか許されないのだ。うっ、しまった。溶岩の灼熱が私を襲った。デンジャー、デンジャー、エネルギータイム、残り10、9、8。ここでやられるわけにはいかないんだよ。SFアクションゲームに非常事態。スーパーファミコンソフト、スーパーメトロイド。一刻も早い任務の遂行を期待する。
これがメトロイド。まだ幼虫だ。しかしこのエネルギーは人類の役に立つかも知れん。はっ。ベビーメトロイドが奪われる。緊急指令。スペース・ハンター、サムス・アラン。拐われたベビーメトロイドを奪い返せ。スーパーファミコンソフト、スーパーメトロイド。とてつもない地下要塞が待ち受けている。