どんなに自信がある人でも、多かれ少なかれ仕事や人生で自信を無くしたことはあるはずです。しかし、少し意識を変えるだけで、自分に対する厳しい目を、自分を向上させるために利用することができます。絵本『ちびっこきかんしゃだいじょうぶ』の話は、子供心に本当に頭にきました。本の中に出てくる機関車の気持ちと自分の気持ちは、恐ろしいほど乖離していました。機関車の前向きな態度は、私をものすごくイラつかせました。なんでそんなに思い込めるんだ? なんでそんなにできると信じられるんだ? 子どもながらに、機関車はもっと現実的な予測をした方がいいと思っていました。
私は、自分が自己不信をぬぐい切れない理由がはっきりと分かっていませんでしたが、それは自分の性格のようなものだと思っていました。根拠なく自分を信じるのと、まったく自分を信じられないのの、中間というのはあるのでしょうか?