「音楽業界」と一口に言っても、強固なファンベースを持つ国民的なミュージシャンから、地方の零細企業でしかないイベント会社まで、その規模と形態は様々です。また、スポットライトを浴びる華やかな世界というイメージも強固です。そういった事情からか、「業界への支援を」という声を上げたとしてもその実情や切迫感がなかなか伝わりづらい、広まっていきづらい状況があるように思います。
現時点で業界における打開策として期待されているもののひとつがクラウドファンディングです。有名なクラブやライブハウスの危機を救うべく、多くの音楽ファンが個人的に出資し、複数のプロジェクトがサクセスしています。また、投げ銭という形でオンライン上でのお金の流れを新たに整備する流れも見られます。