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習得-学習仮説(クラッシェンの「第二言語習得理論」)
習得-学習仮説(the Acquisition vs.Learning Hypothesis)
第二言語の能力を向上させるのには、二つの全く異なった方法がある。
一つは、実際の言語使用場面でその言語を理解したり使用することによって能力を伸ばす方法で‘習得’と呼ばれる。
これは、言語能力をつける最も自然なやり方であり、子供たちが第一言語を話すようになるのは、このような方法を通してである。
つまり、子供たちは母親や周囲の人々と実際の場面で意志を伝え合いながら言語能力を高めていくのであって、言語を‘学ぶ’という意識はなく、またその過程で獲得した能力についても、「今日はこの文法とあの表現を覚えた」といったような意識は全くない。
そこでは、文法とか言語の規則といったものを意識して覚えているのではなく、‘正しい使い方’を無意識的に‘感じて’いるのである。